発電機アース接地に関する資料
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発電機アース接地の際は、漏電保護装置を確実に働かせるために、次の接地工事を必ず実施してください。
1.本機の接地
出力端子板の漏電リレー用接地端子と外箱接地端子を下記により接地してください。
1. 漏電リレー用接地端子の接地
接地用ケーブルの太さは、5.5mm2以上としてください。
通常は付属のアース棒を使用できますが、接地条件により接地抵抗100Ω以下を満たさない場合は、接地表面積の大きなアース棒を準備してください。
電気設備技術基準によるところのD種接地工事(第3種接地工事)で、接地抵抗が100Ω以下になる様に接地してください。
2. 外箱接地端子の接地
接地用ケーブルの太さは、電気設備技術基準により発電機容量に適する太さを選定してください。
下記接地抵抗を満たすアース棒を準備してください。
電気設備技術基準によるところのD種接地工事(第3種接地工事)で、接地抵抗が100Ω以下になる様に接地してください。
(ただし、使用電圧が300Vをこえる場合はC種接地工事(特別第3種接地工事)で、接地抵抗が100Ω以下になる様に接地してください。)
2.負荷機器の接地
出力端子板の漏電リレー用接地端子と外箱接地端子を下記により接地してください。
本機の場合と同様に、負荷機器の外箱にも接地工事を施してください。
接地用ケーブルの太さは、電気設備技術基準により負荷容量に適する太さを選定してください。下記接地抵抗を満たすアース棒を準備してください。
負荷機器の接地工事はD種接地工事(第3種接地工事)で接地抵抗は500Ω以下としてください。
ただし、漏電リレーの感度が100mAをこえる(200mA、500mAなど)ものにした場合、使用電圧が300V以下であれば100Ω以下、300Vをこえる場合は100Ω以下としてください。
※注意
本機に漏電リレーが装備されていても、負荷側の接地を省くことはできません。負荷側の接地は漏電を少しでも早く関知するためぜひとも必要です。 もし接地をとらない場合は、人体を流れる電流によって漏電を検知しなければならず、大変危険です。
3.共用接地について
接地工事は、漏電リレー用接地、外箱接地、負荷機器接地を各々独立に接地することが原則ですが、現場の状況により独立接地が困難な場合には下記の例のように共用接地することができます。但し、その場合次の点に注意の上施工してください。
- 共用接地ケーブルの太さは、各接地に要求される太さの最大値としてください。
- 共用接地の接地抵抗は、各接地に要求される接地抵抗値の最小値としてください。
- 特に各端子の締め付けを確実に施工してください。
- 下図の例以外の方法については、別途お問い合せください。
4.接地工事施工時の注意
- アース棒は、日陰で湿気の多い場所に打ち込んで、上端が十分土中に隠れるようにしてください。
- 人通りの多い場所に埋設する場合は、引っかからないようにリード線を確実にクランプしてください。
- リード線を延長する場合は次のように接続してください。
1)接続は、ハンダ付けまたはスリープで確実に行い、さらに接続部を絶縁テープで巻いて下さい。
2)接続部分は地上に出して下さい。 - 接続部分は地上に出して下さい。
- 電話器用接地線とは共有しないでください。
- A種(第1種)、B種(第2種)接地線とは共有しないでください。