散水車 点検・手入れ

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点検・手入れ

タンク固縛ボルトの増締め点検

タンクとシャシフレーム固縛ボルトにゆるみがないか点検してください。特に使用開始1〜3ヵ月の間は、ボルト、ナットとプレートのなじみの関係で締め付けがゆるみやすい期間ですので注意して、ゆるみが出たら増締めをしてください。

トラブルの原因と対策

症状:水ポンプ始動後10分以上経過しても揚水しない

原因 対策・対処
吸込揚程が高すぎる 吸水面から水ポンプ中心まで垂直高さは通常6m以内とし、できるだけ吸水源に近い場所へ車両を移動してください。
空気の吸い込み 吸水ホースの接続部など吸水側にゆるみがないか点検してください。吸水ホースに亀裂がないか確認し、各ドレンコックが閉じているか確認してください。
吸水の不足 水ポンプ内に十分水を入れて下さい。
空気の排出不能または空気溜まりがある 吸水ホースを延ばし、空気溜まりをなくしてください。バルブ操作にまちがいがないか確認してください。
回転不良 水ポンプエンジンスピードコントロールレバーがいっぱい引いてあるか確認してください。
シール不良 メカニカルシールが摩擦し空気を吸い込んでいます。シールを交換してください。
水路に異物の混入 吸水ホース、配管あるいは水ポンプ内に異物が詰まっているか、吸水ホース先端のストレーナにゴミが付着しています。各部の点検清掃を行ってください。

症状:揚水量が少ない

原因 対策・対処
異物の混入 吸水ホース先端のストレーナあるいは管路が、異物にふさがれていないか点検してください。
回転数が低い 水ポンプエンジンスピードコントロールレバーがいっぱい引いてあるか確認してください。
水ポンプ羽根車の摩擦 使用経過と共に土砂等により摩擦が進んできますから点検取替えを行ってください。

ボールバルブの凍結防止

  • ボールバルブ凍結防止のため、下記の「ボールバルブ水抜き要領」を実施してください。
  • バルブ内で水が凍結すると、ケースの破損や閉止不能になる場合があります。
    凍結が予想される場合は、次に使用するまで水抜きの状態のままにしてください。

ボールバルブの水抜き要領

  1. 各ボールバルブ内下部にあるドレンコックを「開」にしてください。
  2. 各ボールバルブレバー(またはハンドル)を中間位置、または「水抜き」位置(バルブが半開きの状態)にしてください。ボールバルブの水が排出されます。
    レバー(またはハンドル)を(A)例のように閉位置と開位置の中間位置、または(B)例のように「水抜き」位置にするのがポイントです。

注意

運転する際には各ボールバルブおよび各ドレンコック、水ポンプ呼水口プラグを「閉」にしてください。閉め忘れは水漏れや吸水不能の原因となります。

(A) 2方ボールバルブ

2方ボールバルブ

(B) 4方ボールバルブ

4方ボールバルブ

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